私の意見ですが、全てには正しい手順があります。
その手順を無視すると、失敗します。 同じことが、家づくりにも言えます。 最たる間違いは、いきなり展示場や見学会に行くことです。 何も準備もせず、結論を求めようとしている。 それが最も大きな問題です。 総合展示場に行き、 出店しているメーカーを見て回り、 また見学会にも行きます。 もちろん、インターネットで調べたり、 住宅雑誌を読んだり します。しかし、それが間違いだったんです。
例えば、50社から直接話を聞けば、 それで十分調べたつもりになりますよね。 しかし、それでも満足のいく家づくりはできないんです。 住まいづくりの手順を間違えると、うまくいかないんです。
では、何が問題なのか?もし、50社比較検討するとしたら、 かなり大変だと思います。 しかし、家を建てられる業者は、人口1,000人に対し約1社 あります。では、人口100万人だとしたら業者は1000社ある ことになります。
と言うことは、たとえ50社比較検討したとしても、 1,000分の50。 そのたった5%の中から、自分にふさわしいと思う住宅会社を 選ぶことになるわけです。 だから、残り950社は知らないまま、家を建てることになります。
たくさん調べる人でも、せいぜい5%程度です。 さらに問題はあります。それは、 情報発信している業者の情報しか入ってこないことです。 住宅展示場がある、見学会をしている、広告宣伝をしていて、 営業マンがいる。また、ホームページを開設している。そういう業者しか知り得る機会がありません。 実は、情報発信している会社は、全体の20%以下でしょう。 人口100万人だと、200社以下ですね。 だから、残りの800社は、 展示場はおろか見学会を開催したことがない。
また、広告宣伝をしないし営業マンもいない業者です。 でも、みなさん、情報発信してないところに、意外と優秀で 信頼のおける業者がいるんですよ。 そして、多くの人は、 そんな業者に巡り合うことなく 家を建てているんです。
次のヒントは、「正しい手順」です。
イラスト:イラストわんパグ http://kids.wanpug.com/